東京不動産最新動向(2025年6月時点)

1. 住宅価格の継続的な高騰

  • 2025年1月時点で、東京圏の住宅価格インデックスは前年同期比+8.14%(実質+3.95%)と大幅上昇。23区だけで+10.7%(実質+6.4%)に達しています。
  • 新築マンション平均価格は約1.16億円、㎡単価は約170万円にも及び、過去最高水準を継続中 。
  • Mitsubishi UFJ Trustによると、2025年の年間価格上昇見込みは前年度比+5〜6%とやや減速 [しつつも高水準] 。

2. 高級市場・外資投資の活性化

  • 東京では億超えマンション(1戸1億円以上)の供給が急増し、特に港区・千代田区・中央区など高級エリアで外国人による購入・賃貸が堅調です。
  • 弱い円を背景に、海外投資ファンドによる物件取得額が急増。2024年は10億ドル超、2025年前半からも継続的な流入が見られます 。

3. 賃貸市場は価格面での競争がさらに激化

  • 23区の平均募集家賃は28カ月連続で過去最高を更新中。ファミリータイプの家賃も全国主要都市の中でも屈指の上昇率 。
  • 2025年5月の東京都平均賃料は約65,900円(+0.55%)、㎡単価3,475円(+0.53%)。港区では14.45万円、渋谷区9.3万円と一部エリアの価格上昇が顕著 。
  • 分譲マンション賃料も5カ月連続上昇中で、東京都は㎡単価4,440円(前月比+1.1%)に達しています 。

4. ファミリー向け・一戸建て賃貸の存在感も増大

  • 23区内の一戸建て賃貸の平均月額は約22万4,000円と高水準。ファミリー層に人気の練馬・世田谷・杉並では広さ優位性もあり競争が激化中です 。

5. 需給バランスと今後の注目点

  • 建設着工件数の伸び悩みと地価高騰により、中古市場への需要が増えています。中古マンション価格は12年連続上昇中 。
  • オリンピック村跡地「晴海フラッグ」では、約5,632戸が供給され、居住者約12,000人の流入が間近

🧩 まとめと今後の展望

  • 価格の伸びは続く:とはいえ成長率は緩やかに鈍化中(2025年は5~6%予想)。
  • 高級・投資需要は依然強固:外資系&富裕層は旺盛な購買や賃貸意欲あり。
  • 賃貸市場は過熱気味:特に港区・渋谷区等における高家賃は継続的。
  • ファミリー層向け選択肢が拡大中:広さや利便性を重視する層に一戸建て賃貸は注目。
  • 中古&再開発注目物件が有利:需給逼迫により、晴海など再開発地には注目が集まります。

東京23区の中古マンションは4カ月ぶり上昇で最高値

東京カンテイがまとめた2月の中古マンション売り出し希望価格(70㎡換算)の平均は、首都圏で4866万円(前年同月比5.9%増)だった。東京都は6441万円(4.6%増)、東京23区も6977万円(4.1%増)で、それぞれ最高値を更新した。近畿圏は2914万円(6.2%増)、中部圏は2310万円(6.8%増)

 東京カンテイがまとめた2月の中古マンション売り出し希望価格(70㎡換算)の平均は、首都圏で4866万円(前年同月比5.9%増)だった。東京都は6441万円(4.6%増)、東京23区も6977万円(4.1%増)で、それぞれ最高値を更新した。近畿圏は2914万円(6.2%増)、中部圏は2310万円(6.8%増)。
 首都圏の平均価格は、前月比での上昇が3カ月連続となった。前年との比較では、千葉県が2829万円(17.0%増)で大きく上昇しているほか、埼玉県3049万円(9.2%増)、神奈川県3668万円(7.4%増)も上昇が続く。主要都市では、千葉市2499万円(16.2%増)、さいたま市3824万円(10.0%増)と前年より高い水準で、横浜市は3803万円(4.0%増)だった。東京23区は最高値を更新したが、昨年9月から6900万円台での推移が続いている。東京都心6区は、1億38万円(4.4%増)と3カ月ぶりに前月を上回り、昨年11月以来の1億円超え。千代田区で築浅・高スペックな高額物件の事例による影響があり、同社・市場調査部の髙橋雅之主任研究員は「中心部では価格に天井感があり、実需ニーズは周辺部へ立地の条件を緩めている」とみる。
 近畿圏は、大阪府3128万円(5.1%増)が牽引して、前月から価格が上昇した。大阪市3928万円(4.1%増)、大阪市中心6区5273万円(7.8%増)で、東京23区などと同様に、価格の天井感が強まっている。中部圏は、愛知県2435万円(6.9%増)で6%台の上昇が持続。名古屋市2833万円(8.3%増)と上昇したが、「上値の重さはまだみられない」としている。

(提供:日刊不動産経済通信)

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